2/3 『黒蜥蜴』ソワレ @梅田芸術劇場

観劇してから少し間が開きましたが、感想を。
1週間ぶりの梅芸。演目が違うと雰囲気まで違う気がする。

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2/3 『黒蜥蜴』 @梅田芸術劇場メインホール
17時開演 トークショー付
1階後方列 センター付近
後方でしたが見やすい席でした。ほぼ真ん中。

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黒蜥蜴・・・中谷美紀  明智小五郎・・・井上芳雄

美しき女盗賊・黒蜥蜴、美しいものを手段を選ばず手に入れようとする。
それを追う名探偵明智小五郎、捕まえる事に執念を燃やす。
好敵手の二人の間に、いつしかライバル以上の感情が芽生え・・・

江戸川乱歩の有名な小説ですが、美輪ちゃま(美輪明宏さん)の顔がすぐに思い浮かびますよね。
それを中谷美紀さんがどう演じるのかなあ、と思っていました。

すごい!THE女優でした。
長台詞をものともせず、ものすごい量の台詞を黒蜥蜴になって話していきます。
冷淡だったり、孤独を感じたり、女性らしい部分を垣間見せたり、狂気の部分があったりと黒蜥蜴の人間性が浮き彫りになっていました。
何より、美しい。プロポーションも立ち姿も凛とした美しさがあり。それがまた黒蜥蜴らしい。
よく通る聞きやすい声。圧巻でした。すごいなあ・・

対する井上クンもすばらしい。1幕最初は、少し間があると歌いだすのではとか構えていましたが(ストレートプレイなので歌うはずがないのは分かっていましたが)、進んでいくと演技に引き込まれそんな思いも全くなくなりました。
私の思う明智小五郎は、もう少しアクが強く自意識過剰気味の人ですが、井上クンの描いた明智も十分魅力的。理知的な部分や紳士的な部分、優しさも醸し出して惹かれていく気持ちが分かりました。

2幕は怒涛の展開、破滅のラストへ。
キーマンである雨宮潤一を演じたのは、成河さん。狂気に満ちた姿はすごかった。ホントにすごかったです。

江戸川乱歩や三島由紀夫の、暗くグロい世界観を少し和らげてはいましたが、でも十分伝わりまた。
黒蜥蜴に感情移入は出来ませんが、人間の本来持つ欲望や醜い部分、でも人間らしい感情(愛など)とか、もろもろ混ざって人間というものが成り立っている。その際たる人だったのかなあ・・

観終わって、いろいろな感情が沸き起こったすごい舞台でした。

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終演後、トークショー。参加者は、井上芳雄さんと成河さん。
始まりで、いきなり成河さんが「本日節分だから」と客席に向かって豆を撒き、井上クンにもやらせてました。どんなトークショーになるかと思いきや・・
それ以降はいたってまじめ。役への取り組み方とか思いなど。
成河さんは、役者としての演技論みたいなことまで話していました。といっても、結構和気藹々として二人が仲いい様子も見られよかったです。
ただ、司会の方(ラジオのパーソナリティだったか)が、話が少し長かった。普通「これについてどう思いますか?」と進行するだけですが、自分はこのことをこう思っていると話してから振るから、二人とも〝そうですね"くらいしか言う事がなかったり・・司会進行としてはどうかと。
30分くらいで終了。楽しかったです。

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娘がインフルエンザにかかり、寝込んでいます。
不摂生な生活をして体力が弱り、罹患したようです。
皆様、お気をつけくださいね。


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