12/10 『レディベス』大千秋楽 @梅田芸術劇場

ずいぶん日にちが経ってしまいました。。。
今でも時々頭の中に曲が流れます。
今さらですが、感想を。

12/10 『レディベス』大千秋楽
12時開演 @梅田芸術劇場メインホール
1階18列上手側 前の方も気にならず見やすい席でした。
今回の公演は、すべて席に恵まれました。それも感動するための重要なポイントですよね。

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再演は、ベスとロビンの恋愛物語の要素が強いですが、千秋楽はそれがきれいに描かれ成功したように思います。なんといっても花總ベスと加藤ロビンがすばらしかった。
ベスとロビンが初めて出会ったところ。ロビンがからかい気味にベスに話し(歌い)かけます。それを楽しそうに興味深そうに聞いているベス。自然なきれいな出会い。
そして、ロビンが不法侵入したベスの庭のシーン。自分を相手に認めさせようと二人で子供じみた言い合いをします。二人とも少年・少女のように少しムキになりながら言い合う。ほほえましい感じ。でも「あなたのこともっと知りたい」と。惹かれていく姿がまたいい雰囲気です。
居酒屋からベスが怒って帰ってしまうところ。ここの加藤ロビンが素敵。この人(ロビン)、絶対女心が分からないタイプ、でも何とか分かりたいと思っている。その姿がかっこいい!

ここまでは、淡い恋という感じですが、ベスが逮捕され様々な苦難にあうと二人とも成長していきます。二人の関係性も、それぞれの人間性も。切なさが増します。

ロビンがベスの幽閉されている館に到着したところ。ベスの姿を見るとロビンが倒れますが、分かりやすい。72マイル(だったっけ?)歩いてようやく会えた!その想いが爆発したよう。結ばれない運命だと分かっていても惹かれてしまう。切ないいいシーンです。
ベスが迷い、結局運命に逆らう事ができず別れが・・ベスの戴冠式へ向かって切なさが増していく。その中での「晴れやかな日」は、泣けます。ベスとロビンの色々な想いが交錯して。女王として生きていく、見守って生きていく、そういう二人の姿勢が輝いて見えました。

花總さんの、感情がストレートでかわいらしいベスと、やはり感情が伝わりやすくかっこいい加藤さんのロビン。千秋楽の熱さも相まって、心にずんずん入ってくるいい舞台でした。

でも、単なる恋愛物語ではない。周りの方がすばらしいからさらに二人も輝くし、物語に厚みが出てました。
特に未来優希さんのメアリー、「悪魔と踊らないで」は鳥肌が立ちました。すごい拍手で、少しショーストップ気味でした。迫力だけでなく、メアリーの立場や感情が乗ったすばらしい歌でした。
未来メアリーは、初演のときは〝強すぎて誰か(フェリペとか)に頼る必要あるかなあ"とか思ってみていました。でも、今回は強さの中にもろさも見えて、特にベスとの和解のシーンが悲しくて・・メアリーの人生が見えた気がしてすばらしかったです。
禅さんもよかった。悪役に徹して、死に様のかっこ悪さなどすごいなあと。千秋楽もしっかり役割果たしてました。さすが。カテコも徹していてよかったです。

で、山口さん。千秋楽も包み込む大きさがすごい。ベスを見る温かいまなざし。潤滑油であり、エンジンであり、全体を大きく回していて、すごいです。優しい温かい笑顔が見られ、聞かせる歌もあって満足でした。ラストの「王国が現れる」のときは、〝あ~終わってしまう"と少し哀しくなりました。オペラグラスでしっかり焼き付けました。素敵でした。

千秋楽は、何か不思議なパワーが注入されてひと味違う舞台になるから不思議です。
役者さんも興奮されるようですが、観客も同様。劇場を後にする人たちが興奮状態にあるのが分かります。私も駅までの道のり、不思議な感覚でした。今見た場面や歌が頭の中をグルグルしていて体が熱くなりました。とても楽しい、いい感覚ですよね。これだから観劇はやめられないです。

皆様本当にいい舞台をありがとうございました!

もう1回だけ引っ張ります。別の見方(突っ込みどころ)などを少し・・

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